注文住宅を手掛ける会社を選ぶ時は保証制度にも注目を
注文住宅を建てる場合は、保証制度の内容もよくチェックしておきたいものです。注文住宅完成後に適用を受けられる保証制度には、国内の法令ですべてのメーカーに義務付けられているものと、メーカーが独自に設けているものがあります。すべてのメーカーに義務付けられている保証制度は、住宅品質確保促進法とよばれる法律に基づくもので、主要構造部で起きている瑕疵については完成後10年間の保証がつきます。この期間内に瑕疵が発覚した場合、持ち主の側に原因が無ければ、ハウスメーカー側は無償修理を実施するか、賠償を行わなければならないことになっています。
ただし、選択するハウスメーカーによっては、完成から11年目に入ってからも保証が有効になっている場合があります。この11年目以降に適用される保証がメーカー独自の部分で、期間はメーカーや適用箇所によって異なります。大手メーカーの中には最長の保証期間を50年以上もの長期に設定している所があり、このようなメーカーに注文住宅を手掛けてもらえば、事実上生涯にわたって安心して住み続けられるでしょう。なお、完成から11年目以降のメーカー独自の保証については、条件つきとなっている場合があるので注意が必要です。
設定されている条件は、メーカーが定める時期に住宅の敷地や建物の点検を受けることや、補修や交換などが必要な場合に指定の会社に作業を依頼すること、一定の費用を指定された時期までに支払うことの3つが多いです。