注文住宅の支払いで気を付けるべきこと
注文住宅を建てようと考えている場合で自己資金が少ないケースでは、支払いに関して気を付けるべきことがあります。もっとも気になるのが住宅ローンの融資が始まる前に大きな支払いが発生することであり、例えば土地の支払いは融資が行われる前に発生しますので注意が必要です。土地を押さえる段階では、注文住宅の施工は開始されていません。融資額が振り込まれるのは建物が完成した時であり、その前は手持ちの資金で賄わなければなりませんので、土地代金は貯めておく必要があります。
独自で土地を探すのではなくハウスメーカーに依頼して全てを任せるケースでは、通常とはまた違った支払いスケジュールになりますので、個々の支払いのタイミングでハウスメーカーに確認する必要があります。土地に関する支払いには2つのタイミングがあり、売買契約を結ぶ時点で土地代金の1割程度と仲介手数料の半分を収める必要があり、その額を捻出するのに苦労するケースもあるようです。その時の費用を用意できても引き渡し時には残りの全額を支払わなければなりませんので、土地を購入したい時には取得時にかかるお金をあらかじめ用意しておくべきです。注文住宅の建物に関しては、融資を受けてから開始されると勘違いしている人も多いのですが、実際には融資を受ける前に始まってしまいますので気をつけましょう。
その分の支払いが難しい場合にはつなぎ融資を利用する方法もあり、着工金や上棟金等の資金が完成前に融資されます。実は土地代金もこれで賄えますので、自己資金がない時には調べておくことをお勧めします。